2025/12/02
こんにちは。院長の雲井です。
12月には子どもたちにとっての一大イベント、冬休みがあります。年末年始のお休みにはおじいちゃんおばあちゃんと会うというお子さんも多くいらっしゃるのではないでしょうか。

年末に家族みんなが集まると、子どもの成長がよりはっきり見えるものです。背が伸びたり顔つきが変わったりと、目に見える変化がある一方で、お口の中も着実に成長の途中にあります。
実は、この時期にはあごの成長や乳歯の抜け替わりが進むため、普段の何気ないクセが、歯並びやかみ合わせに影響しやすい時期でもあります。
● 指しゃぶりにお口ポカン…歯並びを悪くするクセ
歯並びは「生まれつきのもの」と思われがちですが、実は生まれてからのささいなクセや習慣も大きく影響しています。
例えば、「指しゃぶり」やお口がポカンと開く「口呼吸」、前歯を押す「舌のクセ」などはその代表例です。これらのクセや習慣は歯やあごに不自然な力を加えるほか、お口周りの筋肉の正常な発育を妨げてしまいます。
その結果、歯やあごが受ける力のバランスが崩れてしまい、出っ歯や受け口、すきっ歯といった歯並びの乱れや、顔つきの変化につながってしまいます。

【こんなクセ・習慣は要注意!】
・口をポカンと開けている(口呼吸)
・指しゃぶりをしている
・舌を前に突き出すクセがある
・頬杖をよくつく
・下唇を噛む、または吸うクセがある
・爪を噛む
・うつぶせ寝、横向き寝が多い
● クセだけじゃない!見過ごしがちな「食べ方」のリスク
歯並びに影響する習慣は、普段の食生活の中にも潜んでいます。食事というと栄養バランスばかりに目が行きがちですが、「どう食べるか」もあごの成長や将来の歯並びを大きく左右します。特に、次のような食べ方には注意が必要です。

・奥歯で噛まない「丸のみ食べ」
よく噛まずに飲み込むとあごを動かす回数が減り、発達が十分に進まなくなります。その結果、将来歯が並ぶためのスペースが不足する原因になります。
・お口が開いたままの「クチャクチャ食べ」
お口を閉じて食べる習慣が身についていないと、唇の筋肉が十分に発達しません。歯を外側から支える力が弱まると、「出っ歯」などの歯並びの乱れにつながります。
・飲み込むときに顔がりきむ「無理やりゴックン」
飲み込むときに顔に力が入るのは、舌の使い方が未熟なサインかもしれません。このとき、舌で歯を強く押すクセがついてしまうと、歯並びに悪影響を及ぼします。
● 気になるサインは、早めに歯科医院でチェックを
以上のように、一見すると微笑ましく見える普段の何気ない習慣やクセが、実はお子さんの将来の歯並びを左右する重要なサインの可能性があります。「うちの子、少し気になるかも…」と感じたときが、お口の成長を見直す絶好のチャンスです。

歯並びを乱すクセの改善やお口周りのトレーニングについてアドバイスを行っていますので、ぜひお気軽にご相談ください。
くもい歯科クリニック
〒213-0004 神奈川県川崎市高津区諏訪1-9-1 諏訪平壱番館102
TEL:044-814-3322
URL:https://www.kumoi-dental.jp/
Googleマップ:https://g.page/KUMOI?gm/
2025/11/30
お久しぶりです。
スマイルクリエイターの清水です。
早いもので、もう12月ですねぇ。
12月と言えばやっぱりクリスマスですよね。
我が家では、まだ娘が一歳なのでツリーは立てず、クリスマスツリーが描かれたタペストリーを飾っています⭐︎⭐︎
結構大きいのでクリスマス感は、かなりでます!
また、街もキラキラする時期なので、外を出歩いてるだけでウキウキしますよね!
今年はよみうりらんどのイルミネーションに行きたいなー!と思ってます。
またインフルエンザが大流行中なので、マスクを常備し楽しい冬を送ってください★★ 続きを読む »
2025/11/12

こんにちは 院長の雲井です🐄
今日は、歯周病菌が全身疾患とすごく深いつながりがあり、歯周病予防のクリーニングが、いろいろな病気を防ぐために有効であるというお話です。
🦷歯周病と全身のつながり🩺
最近の研究で、歯周病菌はお口から血管に入り、全身の血管に影響を及ぼすことが明らかになってきました。
歯ぐきに炎症が起こると、毛細血管の壁がゆるみ、
そこから歯周病菌やその毒素(LPSなど)が血流に侵入します。
結果として、血管の内側そのものに炎症が起こり、さまざまな全身疾患の引き金になることがあるのです。
🧠🫀 関連が報告されている主な疾患
📍動脈硬化・心筋梗塞・脳梗塞
血管に菌や毒素が入り、炎症やつまりを引き起こすことがあります。
📍糖尿病
歯周病の炎症は、血糖コントロールを悪化させる要因となります。
📍認知症
歯周病菌の毒素が脳に到達し、神経炎症を起こすことが示唆されています。
📍早産・低体重児出産
妊婦さんの体内で炎症反応が起こり、胎児に影響する可能性があります。
💡厚生労働省も注目
近年では、歯科検診や定期的なクリーニングの重要性が
国としても強く推奨されています。
🪥 歯周病予防は全身の健康づくり
✅ 定期的な歯科検診で早期発見・早期治療
✅ 毎日のブラッシングと歯間清掃を欠かさずに
✅ 禁煙・食生活の改善も大切です
お口をきれいにすることが、
全身の健康を守る第一歩です✨
2025/11/05
こんにちは。院長の雲井です。
11月も下旬になると、北陸から九州にかけて「寒ブリ」が旬を迎えます。寒ブリは冬の寒さに備えて脂と栄養をたっぷりと蓄えており、旨味はもちろん、健康にもよい食材です。

このブリには、骨を強くするカルシウムやビタミンDが豊富に含まれています。これらの栄養素は、骨の新陳代謝を支える大切な栄養素です。不足すると骨の密度が低下し、その結果、骨粗しょう症の原因になることもあります。
骨粗しょう症というと「足腰の病気」という印象を持たれる方が多いかもしれませんが、実はお口の健康にも深く関係しています。
● 骨粗しょう症と歯科ってどんな関係がある?
骨粗しょう症は歯や歯ぐきの土台となり、お口の健康に欠かせないあごの骨にも影響を及ぼします。
中でも、骨粗しょう症との関係が深いのは「歯周病」と抜歯を含む「外科処置」です。
● 骨粗しょう症が招く、歯周病の重症化リスク
歯周病は歯ぐきの腫れや出血だけでなく、炎症が進むとあごの骨を溶かし、最終的に歯が抜けてしまう病気です。
このような「骨を溶かす歯周病」に、「骨をもろくする骨粗しょう症」が合わさると、骨の破壊が加速し、歯を失う危険が一気に高まります。

歯周病は自覚症状がないまま進むことも多いため、骨粗しょう症の診断を受けている方は、特に異常を感じなくても定期的に歯科医院でチェックを受けることが大切です。
● 抜歯・インプラント手術など「外科処置」にも影響が!
さらに、骨粗しょう症の治療で使われるお薬は、抜歯やインプラント手術などの「外科処置」に影響を与えることがあります。

特に「ビスフォスフォネート製剤(BP製剤)」など、骨の吸収を抑えるタイプのお薬では、骨の治りが遅れたり、あごの骨が壊死(えし)する「顎骨壊死(がっこつえし)」という副作用が起きたりすることもあるため、注意が必要です。
このようなリスクを避けるためにも、骨粗しょう症を治療中の方は必ずその旨をお伝えください。受診の際は、お薬手帳を持参するとより安心です。

全身とお口は別々のものとつい考えてしまいがちですが、骨粗しょう症の他にも、糖尿病や高血圧、心臓疾患など歯科と深く関わる病気は少なくありません。現在治療中のご病気や服用中のお薬など、気になることがあればお気軽にご相談ください。
くもい歯科クリニック
〒213-0004 神奈川県川崎市高津区諏訪1-9-1 諏訪平壱番館102
TEL:044-814-3322
URL:https://www.kumoi-dental.jp/
Googleマップ:https://g.page/KUMOI?gm/
2025/10/24
こんにちは。
歯科医師の神谷です。
朝晩の空気がひんやりしてきて、愛犬との散歩がますます気持ちいい季節になりました。
散歩をしていると、どこからか金木犀の香りがして、思わず深呼吸してしまいます。
立ち止まって深呼吸すると、愛犬も一緒にとまり、愛犬なりに季節を感じてるのかなと思っています。
こうして季節の変化を犬と一緒に感じられる時間が、私の何よりの癒しです。
今年の秋も、ゆっくり、穏やかに過ごしていきましょう。
🐄院長の雲井です。いつも口数の少ない神谷先生が癒されている光景が目に浮かびます…