2025/06/16
院長の雲井です。
最近、よく思うのは「歯ぎしり・くいしばり」の人がほんとに多いなということです。
当クリニックでも、症状の緩和(特に歯のすり減りや知覚過敏のような症状)を目的にマウスピースを使うことがよくあるのですが、これ大事なんですけど、、根本治療ではないんですね。マウスピースを使っても、歯ぎしり・くいしばりはなくなりません。
特に夜間の、寝ている間の歯ぎしり・くいしばりは止めようがありません。
しかし、近年になって、根本治療にあたる方法が普及しつつあります。
それが、「ボツリヌストキシン治療法」 です。
この方法は、歯ぎしり・くいしばりを直接起こしている、お口を開け閉じする筋肉に働きかけて、強くかめないようにしてしまう治療法です。
具体的には、定期的(4~6カ月に一度)にボツリヌストキシンの注射を行います。一度でないのは、ボツリヌストキシンの効果が時間と共に無くなっていくという特徴があるからです。
この方法の素晴らしいのは、
1⃣ 注射をするだけなので、短時間に処置できる
2⃣ 原因に直接に働きかけるので、大きな効果が得られる
3⃣ 時間と共にボツリヌストキシンは消失し、残らないのでリスクが小さい。
当クリニックでも、「ボツリヌストキシン治療」を導入しておりますので、歯ぎしり・くいしばりでお悩みの方は、ぜひご相談ください。
梅雨の季節ですね
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